人工甘味料は味方か敵か?❷
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日から人工甘味料です。
これまでも人工甘味料の危険性については様々な報告がなされています。
発ガン性に始まり、いわゆる「副作用」があるとする報告です。
しかし、ここでよく考えてみると、世の中のもので発がん性があるとわかっていながら私たちの身の回りに存在するもの、販売されているものは多いということです。
人工甘味料を無条件によしとする立場ではありませんが、例えばタバコやアルコールなどは明らかに発がん性があるものとして認知されています。
しかし、これらを許容量まで指定して制限するということはしていません。
人工甘味料については、国際基準として「ADI」(一日許容摂取量)というものが決められており、このADIを元に、日本であれば厚生労働省が食品への添加量を制限しています。
ADI自体は「世界保健機関」(WHO)と「世界食糧農業機関」(FAO)の合同専門家会議(JECFA)が決めており、日本もこれに従い規制をかけています。
そして、その許容量において安全性を宣言されたものが現在の市場に出回っているということになります。
ですから、ここから先は各自の考え方が大きく左右するのではないでしょうか?
摂取することを避けるべきと考える人は避けるべきです。
これはタバコを吸うか吸わないかの選択と同じではないかと考えます。
しかし、今後更なる研究や報告により使用禁止に至る可能性もあるものであるということは言えます。
逆に体に全く問題なくむしろ健康に寄与するものであるという結論になる可能性もゼロではないのです。
現在までに得られている情報で我々はこれを取捨選択するしかありません。
ですから、常に情報を得る必要はります。
この世は、巷に溢れる情報(知識)をたくさん得た上で、それを鵜呑みにすることなく自分で考え行動する人間が生き残ることになるのでしょう。
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