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第235回:インフルエンザ 〜予防と重症化を防ぐコツ〜❷

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第235回:インフルエンザ 〜予防と重症化を防ぐコツ〜❷

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


インフルエンザワクチンに入っている水銀の危険性はこれまでも時々言われてきましたね。

これを忌み嫌ってワクチンを打たない人もいますね。

 

インフルエンザワクチンにはチメロサールという有機水銀製剤が含まれており、微量でも殺菌効果が高いためワクチンの防腐剤として使用されています。

このチメロサールは、水俣病の原因であったメチル水銀(無機水銀)とは別のものであり、体内への蓄積は少ないという研究データがあります。

 

チメロサールは、体内で代謝されて約50%がエチル水銀と言われるものに変わります。

そして、ワクチン接種により体内に残ったエチル水銀は1か月で約1/30に2ヵ月後は1/500以下となって行きます。急激に減少してくれますね。

水俣病の原因となったメチル水銀より6~10倍早く体内から排出されるのです。

 

でも、水銀だから怖いというあなたへ、、、、

実は、握り鮨を一貫食べれば、魚に含まれるメチル水銀が体内に入る。

その量は予防接種で体内に入る量の約5倍以上とも。

チメロサールが入っていないのワクチンが望ましいことは確かですが、こう考えると、チメロサールの危険性よりワクチンの有効性の方が高いと考えられませんか?

 

「ワクチンは水銀入ってるから打たない」と寿司を食べながら言っている人がいたらなんだかおかしいですね。

 

 

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