第236回:インフルエンザ 〜予防と重症化を防ぐコツ〜❸
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
今日は、インフルエンザ予防のために食事等で摂った方が良いと言われてるものをご紹介。
でも、最初に言っておきますが、、、
どれもドングリの背比べでいまいちです。。。
まずは、免疫強化という意味でビタミンC。
以前、風邪の時に必ずしも効果があるという報告ばかりではないということはお話ししました。
ですから、グレーであり、絶対ではないことには変わりありません。
一応、インフルエンザウイルスの侵入に対して働く免疫機能を活性化する効果があるという報告もあります。
でも、予防効果を証明というものでもないですね。
食材としては、ピーマン、アセロラ、レモン、パセリ、ゆずなどに多く含まれますね。
次に、ニンニクです。
ニンニクに含まれるアリシンには抗菌、抗ウイルス作用があるという報告も。
ニンニクを使った料理はインフルエンザ予防に効果的な可能性があるということです。
ただし、これも必ずしもというわけではないことはお伝えしなくてはなりません。
そして、最後にカテキンです。
お茶などに含まれますね。
これは、最も有望株です。
実は、緑茶や紅茶に含まれるカテキンには、インフルエンザウイルスが体の中で増殖するために細胞に取り付くのを防ぐ効果があることが研究でわかっています。
まさに、天然のワクチンであるとされています。
確かに大人数での予防効果を示した研究まではありませんが、科学的にインフルエンザウイルスが体の中で増殖するために細胞に取り付くのを防ぐ効果があることが証明されているので一番有望です。
でも、ずっと鼻や喉にカテキンをおいておく、つまり緑茶や紅茶を入れておく、、、あれ?これじゃあ窒息死しますね。
やっぱりインフルエンザワクチンが最強でしょうね。
ちょっとでも皆さんの参考になれば幸いです。
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