第256回:脂肪をうまく燃焼しよう❸ カルニチン編
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、脂肪をうまく燃焼させるためにキーとなる「カルニチン」が登場しましたね。
このカルニチン、実は年齢とともに体の中で減少することがわかっているのです。
40歳では20歳の時の3/4、60歳では半分程度まで低下するということが分かっています。
ですから、脂肪の燃焼がしにくくなるということです。
年齢とともに痩せにくくなったということの原因の一つという可能性も言われています。
ですから、カルニチンの食事からの補給も非常に大切です。
カルニチンは主に牛肉や豚肉などの赤みの肉に多く含まれています。
それゆえ、菜食主義者など偏った食事をする方では不足している可能性がある十分に考えられるのです。
さらに、体の中で作り出すこともできるカルニチンですが、その際にビタミンCと鉄分が絶対に必要となるのです。
ですから、普段の食事においてビタミンCと鉄分が不足すれば、当然カルニチンの作られる量は少なくなります。
ですから、ビタミンCと鉄分の不足には十分気をつける必要があります。
特に女性は鉄分不足の方が多く、注意が必要ですね。
それにしても、なぜ脂肪燃焼にはカルニチンが必要なのでしょうね?
カルニチンと手を繋がないと、脂肪はエネルギー産生工場のミトコンドリアにスムーズに入れないっていうのは面倒くさいと思いませんか?
自由に出入りできれば良いものを、、、
わざわざそうする理由があるということでしょう。
明日はその辺りを探ります。
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