第277回:脳で調節されるあなたの食行動
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、「空腹中枢」と「満腹中枢」というキーワードが出てきましたね。
そもそも人は、「空腹中枢」でお腹が空いたという信号を出し食事を行い、「満腹中枢」でお腹いっぱいという信号を出すことにより食事を終わらせるように仕組まれています。
そして、その中枢を働かせるために、非常に多くの物質が関与していることがわかっているのです。
例えば、食事でお米などの炭水化物(糖質)を摂ると血糖値が上がります。
すると、血液に中にある糖が脳の満腹中枢を活性化、空腹中枢を抑え、その結果お腹いっぱいという感情が生まれ、食事を終えるというわけです。
もう一つの例としては、脂肪があります。
絶食が続くと、人は脂肪を分解してエネルギーを作ります。
その分解された脂肪が先ほどの満腹中枢を刺激して抑え込み、空腹中枢を刺激して活性化します。
その結果、お腹が空いたという感情が生まれるわけです。
そのほかにも様々な物質がここには関与しています。
この複雑なつながりで私たちはご飯を食べたりやめたりしているということですね。
でも、ここで一つ疑問が、、、
本当にそれだけ?ってことです。
それならみんな食べ過ぎることもないし、結果として太ることもない気がします。
少し長くなりました。
続きはまた明日以降で。
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