第348回:薬でガンが増える?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
食後高血糖を抑えてくれて一見良い奴に思えたインクレチンの一つである「GLP-1」。
しかし、裏の顔として胆管がんを増やす可能性があるといくつかの研究で言われています。
では、それはどのような状況の人に危惧される出来事なのでしょう?

そもそも、誰でも食事開始後に分泌される「GLP-1」。
でも、すぐ分解される。
だから体に残らない。
本来、そうあるべきなのに体の中に長く残る状況を作ると「悪い面」である「胆管がんを引き起こす」という可能性が出てくるというわけです。
では、長く体の中に残る状況とは?
実は、、、
ある種の糖尿病の薬を飲んでいる場合なのです!
糖尿病の薬には色々な作用を持つものがあります。
その中で、すぐ分解されてしまうインクレチンによるインスリンの増強作用を引き出すために、GLP-1などのインクレチンの分解を妨げ、長時間体の中に留まらせる作用のあるものがあるのです。
これにより、長くインクレチンによる恩恵を受け、インスリンの増強作用から血糖が下がるということになります。
でも、その反面、インクレチンの一つである「GLP-1」による胆管がん発生のリスクが生じるわけですね。
もちろん、そのようなことは起こらないとする研究もありますが、起こるとする論文もあり、その機序もしっかり論じられています。
少なくとも可能性はあるわけです。
やはり、糖尿なんて薬を飲むもんじゃない!って思ってしまう。。。
これを言うと、やや乱暴な言い方になりますが、薬はないに越したことはないですね。
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