第366回:ブロークンハート💔
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
「ブロークンハート」。。。
なんだか甘酸っぱいですね。
「ブロークンハート症候群」って聞いたことありますか?
それこそ失恋などに代表される過度の強い精神的・身体的ストレスが原因で心臓の筋肉の動きが低下してしまうという病気なのです。
これにより、胸が痛くなったり、呼吸が苦しくなったり、血圧が低下したなどなど、場合によっては死に至る可能性もある病気なのです。
この病気は、もともと日本で発見され、「たこつぼ症候群」とも言われています。
たこつぼ?
なぜでしょう?
というのも、心臓の筋肉の動きが低下する様がまさに「たこつぼ」みたいだからです。
つまりは、この病気になると、心臓を壺に例えた場合、心臓の底辺である壺の底を中心に広範に心臓の筋肉がうごかくなります。
逆に壺の口の部分はしっかり収縮して動くわけで、これにより収縮した時に「たこつぼ」のようになるわけです。
ちなみに蛸壺はこんな感じです。
猫が顔を突っ込んでしまっていますが、なんとなくわかっていただけるでしょうか?
悲しいことに、大震災などの自然災害時にはこの病気は多くなることがわかっています。
いまだにはっきりとした原因はわかっていないものの、女性に特に多いことが特徴です。
私も医学生の頃には、この病気はブロークンハートなときに起こると習いました(ほとんど大学行ってませんが、、、)
でも、最近はブロークンハートじゃなくても起こることもわかっているのです。
どんなときでしょう?
気になりますね。
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