第404回:one-size-fits-all
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
先月末、、、
アメリカの糖尿病学会から糖尿病の栄養療法、つまり食事に関するコンセンサスレポートという報告書が出されました。
「コンセンサス」とは「意見の一致が見られた」ということですから、、、
つまりは、「アメリカ糖尿病学会」的には、全会一致の報告書ということになります。
これを読んでいくと、
なんと冒頭からとっても嬉しい内容が!
というのも、まずは、冒頭始まってすぐに、、、
「a “one-size-fits-all” eating plan is not evident for the prevention or management of diabetes」
とあります。
日本語に訳すと(拙い訳ですいません)、、、
「糖尿病の予防や管理のための “万能型” の食事プランは明らかではない」
ということになります。
つまりは、、、
糖尿病の治療や予防のための食事療法というものは、
「万能型」つまりは「どんな人にでも通用する画一的なもの」はないと明言されているのです!
画一的な食事療法は、非現実的だということです。
「カロリーをこれぐらいにして、、、そのうち60%を炭水化物にして、、、」
そんな画一的なものはないと明言されているわけです。
個々の生活状況に合わせた「個別化された」食事療法を提供する必要があるということです。
医療機関としては指導に手間はかかるが、患者さんのためになる素晴らしい提案です。
これって当院でも積極的に皆さんに推し進めている食事療法だと思います。
嬉しい限りです。
ついでに、その食事療法って「どのようなものが良いのか」がそのあとに色々書かれていました。
その内容は、、、
大げさかもしれませんが「歴史的」なものかもしれません。
明日からその内容についてちょっと見てみましょう。
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