第464回:GL、GIを具体的に考えてみる❹ 〜玄米編〜
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
さて、昨日から本格的に GIとGLについてみています。
昨日は白米についてでしたね。
では、白米に変わるものとして、体にいいものとしてよく出てくる「玄米」について今日は考えてみます。
まず手始めに、、、
『玄米』について、その GI値と平均的な一食分の量、そこに含まれる糖質量、そのGL値を示しています。
玄米による米飯の場合、GI値は68と健康イメージの割には意外と高いものです。
確かに昨日の白米の73と比べると低いは低いですが、、、
そして、通常の玄米ご飯の茶碗一杯分の量は150g。その中に含まれる糖質量は54gです。
というわけで、、、
GL値は、68×54÷100でおよそ37となります。
昨日もお話ししたように、GL値は20以上で高いと判断します。
あれーーー?って感じです。
あれだけ体にいいイメージのある玄米ご飯だって、茶碗一杯でGLは軽く20を超えて40に迫る勢いです。
とても茶碗一杯の玄米が健康食品とは言えないと思いませんか?
つまりは、「量」が問題なんだということがよくわかります。
しかもよく考えれば、玄米だって白米だって同じ米からできていますから、糖質量なんてそうは変わらないはずですよね。
そして、その糖質は摂取すれば我々の体は100%吸収するようにできているわけですから、、、、
「玄米だからいくら食べても大丈夫!」なんてことはありませんね。
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