第496回:とりあえず胃薬ください、、、❷
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
胃薬として現在主流となっているのは「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」と呼ばれる薬です。
皆さんの中にも飲んだことある方は多いと思います。
昨日は、その薬を飲み続けるということは「ある病気」のリスクを上げる可能性があるということをお話ししました。
まず大前提として、胃薬を飲むことを否定するものではありません。
もちろん必要なら飲むべきです。
でも、飲み続ける必要もないのに飲み続けている人が多いという報告も海外ではあるのです。
ですから、一つのきっかけになればと思い、このお話をします。
それは、、、
胃薬の代表格である「プロトンポンプ阻害薬」は飲み続けると「認知症」のリスクが増加する可能性があるのです。
怖くないですか?
これは、欧州での報告なのですが、、、
定期的にこの薬を使っている人は認知症を発症するリスクが1.4倍だったということなのです。
もちろん、この報告のみでこの薬と認知症の関係を完全に肯定するわけではありませんが、これまでもこの薬は飲むことによって認知症の原因物質である「アミロイドβ」と呼ばれるものの蓄積などが報告されているのです。
どうですか?
確かに飲み続けなければいけない状況の方もいます。
でも私は必要な時(それが長期に及ぶか短期で済むのかは分かりませんが)以外は飲みたくありません。
やはり薬は少ないに越したことないですね。
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