第550回:納豆だけでなく味噌だって食後の血糖値を抑えてくれる
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は納豆が食後の血糖値を抑えてくれるというお話でしたね。
そして、今日はそれに引き続き日本の代表的な食品である味噌についても考えてみました。
実は、味噌には食後の血糖値を抑えてくれる可能性があることが報告されています。
発酵食品としてこちらも納豆とともに健康的なイメージがありますが、高血圧の人には塩分というネガティブなイメージもあるのは事実です。
しかし、食後の血糖値のみを考えた場合は味噌は優秀な食品のようです。
実際の報告では、炭水化物(≒糖質)を分解・消化・吸収する段階で働く酵素であるアミラーゼやαグルコシダーゼと呼ばれる酵素を阻害する(邪魔する)作用があるとのことです。
αグルコシダーゼといえば、それを阻害する薬が糖尿病の薬としてあります。
味噌は薬の作用までは強くないにしてもその効果があるようです。
味噌にこのような作用があることはあまり知られていませんが、塩分に気をつけうまく活用すれば糖尿病予防の食品として成り立つ可能性があるわけです。
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