第608回:緑茶を考えてみました❷
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は緑茶が心臓病の予防にいい可能性があるというお話でした。
そして、今日は、、、、
「緑茶は糖尿病の発症リスクを抑えてくれる」
というもの。
これは文部科学省が助成をし行われた日本の研究から明らかになったものです。
それによると、なんと緑茶を一日六杯以上飲む人は週に一杯以下の人に比べて糖尿病の発症リスクが3分の2程度まで落ちているのです。
これは日本人を対象とした研究ですから、もちろん私たち日本人にとって緑茶は糖尿病の予防につながる可能性があると言えます。
では、なぜ緑茶は糖尿病のリスクを下げてくれるのでしょう?
現時点で考えられているメカニズムとしては、緑茶に含まれているカフェインによる基礎代謝の促進や筋肉の脂肪燃焼の促進、エネルギーとして蓄えられている糖の分解などが考えられています。
そのほかにも、緑茶に入っているカテキンが体のサビを防いでくれる(抗酸化と言います)ことから体内でインスリンが効率的に活動できるようになるということも言われています。
とにかく緑茶を飲む機会の多い日本人にとってこの研究結果はとても嬉しいものと思います。
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