第734回:脂肪肝で糖尿病まっしぐら
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
最近コロナ関連のブログがつづきました。
このため数日前にお話しした脂肪肝の話が途中で終わっていました。
というわけで今日はその時の続き。
脂肪肝は最も検診で指摘されることの多い以上の一つです。
このため、逆に軽視されることが多いのではないでしょうか?
でもその脂肪肝ほっとくと大変なことになります。
その代表的な病気が糖尿病。
ではなぜでしょう?
脂肪肝とは肝臓に脂肪が蓄積すること。
そもそも肝臓は食事でとった糖分をグリコーゲンという形でエネルギーとして蓄えることができます。
この時にインスリンというホルモンが働いてそれを促してくれるのです。
しかし、、、、
もし肝臓に脂肪がたまっていると、インスリンがうまく働いてくれなくなってしまうのです。
いわゆる「インスリン抵抗性」です。
この言葉は今までもこのブログで何回も出てきたので詳細については割愛します。
というわけで、脂肪肝により「インスリン抵抗性」が増し、うまくインスリンが働いてくれなくなり、肝臓に効率的に糖分を蓄えることができなくなり、血糖が下がりにくくなる。。。。
その結果糖尿病ということです。
「たかだ脂肪肝、されど脂肪肝」ですね。
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