第803回:常識が非常識になる
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』の市川です。
医学は毎日進歩します。
毎日新たな情報を得ようとする気持ちがなくなればすぐに置いていかれる世界です。
私が研修医の時に常識だったことが今は非常識ということもあるのです。
最近もそのようなことがありました。
というのも、、、
皆さん、手術受けたことありますか?
受けたことある方はご存じだと思いますが、手術をすると術後に両足にやや強めで長めの靴下のようなものをはかされたと思います。
いわゆる「弾性ストッキング」とよばれるものです。
これは、術後にあまり動けないでいると足の静脈に血栓という血液の塊ができてしまい、それが肺の血管に移動して詰まってしまってしまう肺塞栓、つまりはエコノミー症候群になってしまうことを予防するために行っていました。
昔はみんな何の疑いもなくやっていました。
でも最近それが「意味がない」ということが研究で分かってきているのです。
これはほんの一例です。
私たちが皆さんに間違いのない医療を提供するためにも日々新しい情報をこれからも獲得していく必要があります。
頑張ります。
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