第925回:胃薬を飲み続けると糖尿病になりやすい?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
先日こんな論文を見ました。
それは、、、、
「胃薬を飲み続けると糖尿病になりやすいかも」
なんだか胃薬が悪いような言い方ですね。
その胃薬とは、「プロトンポンプ阻害薬」というもの。
現在では、一般的に使われている胃薬の一つです。
そしてその論文によると、、、
糖尿病のない20万人余りの人々を追跡したところ、この胃薬を使用している人は使用していない人に比べて24%も糖尿病のリスクが高かったそうです。
そしてそのリスクは胃薬を使っている期間が長ければ長いほど高くなっていたそうです。
ということは、この胃薬は糖尿病を引き起こすのでしょうか?
一見そのように見えます。
つまり薬自体が糖尿病を引き起こす?
でもよーく考えると、「胃薬を使う」⇒「胃の調子が良くなる」⇒「食欲が増す」⇒「たくさん食べてしまう」⇒「糖尿病完成」という風にも考えることもできる気がしますね。
薬自体が悪いと決めるのはちょっと時期尚早な気もします。
でもだからと言って漫然と薬を飲むことが良いことではないということは明らかですね。
まだまだこれに関しても奥は深そうです。
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