第1044回:裕福な国ほど心房細動での死亡率が高い?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
最近、ヨーロッパにおいて興味深い研究がありました。
それによると、、、
「裕福な国ほど心房細動による死亡率が高い」
というもの。
普通に考えたら逆じゃないかと思いますよね。
医療レベルも高そうだし、、、、
そういうことでしょう?
その論文によると、、、
ヨーロッパの20か国のデータベースを解析したようです。
その結果、2017年においてスウェーデンにおいて心房細動による死亡率が最も高かったそうで、総じて裕福な国ほど高い傾向にあったそうです。
研究では、これは心房細動となってしまってからも長い間生存することによりもたらされる結果であろうと書かれています。
ということを考えると、心房細動は決して楽観できないものであるということが想像できますよね。
いくら「すぐに命に直結する可能性は低い」ものでも、長い間罹患すればいくら裕福な国においてもやがてすべての死亡に占める割合が高くなるのではないかと想定できます。
早いうちから対応するべきです。
心房細動は今の医療においては適切な対応を行えば治せる確率が飛躍的に向上しているのです。
もし漫然と薬で対応している方がいたら、一度専門医に相談してみるのも必要かもしれません。
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