第1059回:糖尿病であること自体がコロナに感染しやすいのか?❷
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、「糖尿病であることがコロナにかかりやすい状態なのかどうか?」
ということについてでした。
まずは、中国からの報告では、2000人以上のコロナ感染者を調べたところ、コロナ感染者の中で糖尿病を有している人は10.3%だったそうです。
対して、中国国民の糖尿病をもっている人の割合は10.9%。
ここでは明らかな差はなさそうという結果でした。
そして、今日はアメリカからの報告です。
その報告によると、、、、
アメリカでのコロナに感染した7000人以上のデータを検討すると、そのうち糖尿病を有していた人の割合は10.9%でした。
対してアメリカ全体での糖尿病を有している人の割合は10.1%だそうです。
こちらもあまり差はなさそうという結果です。
つまり、アメリカのデータにおいても糖尿病であること自体がコロナにかかりやすい状態であるというわけではなさそうという結果でした。
重症化はしやすいのは確かですが、感染しやすいという結論は得られないのではないかと現時点では思います。
糖尿病であってもそうでなくても、マスクや手洗いうがいをはじめとした感染予防は同じようにやっていく必要がありますね。
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