第1126回:野菜を悪く言う人もいます
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
野菜は体にいい、、、、大筋では皆さん同意いただけると思います。
でも、中にはそれに反対する人もいます。
野菜は発がん性物質を体の中で作ってしまうというのです。。。。
でもそれって本当なのでしょうか?
そもそも、その人たちの主張を聞いてみると、、、、
野菜には「硝酸塩」といわれる物質が含まれており、人の食生活において硝酸塩は主に野菜からとられるともいわれています。
その硝酸塩ですが、食べると消化の途中で亜硝酸塩と呼ばれるものに変化し、その後ある物質と反応しニトロソアミンと呼ばれる発がん性物質に変化するのです。
ということは、野菜を食べると発がん性物質が体の中で作られてしまうということです。
でも、よーくよーくその話を聞いてみると、その事実は「ラット」で確認されているものに過ぎないのです。
私たちはラットではありません、、、、人間です。
確かにラットで認められた事実が人間でも認められることもあります。
でも、WHOといわれる世界保健機関等で科学的根拠を持ってデータを解析したものによると、その硝酸塩と発がんのリスクとの間には関連があるということは認められないと現在では報告されています。
ということは、現時点では大丈夫ということになりますね。
しかもその野菜、硝酸塩は心臓病の予防に有効というデータまで出てきているのです。
明日はそんなお話です。
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