不眠と戦う
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
日常診療において、『眠れない』と言う訴えは非常に多いです。
そして、患者さんの多くも、とりあえずの睡眠薬をくださいと言う方が多いのも現実です。
確かに眠れないのは辛い。
でも、患者さんも皆さん薬に頼りたいとは思っていません。
そんな時に、一つ試してみてほしいことがあります。
人は、眠る時に体の内部の温度、つまり深部体温が低下します。
深部体温を下げて、脳やその他の主要臓器を休息状態とするわけです。
赤ちゃんが、眠くなると手足が熱くなるのを経験した方も多いのではないでしょうか?
あれは、赤ちゃんが眠るのに深部体温を下げるため、手足から熱を放散している(逃がしている)ところなのです。
そして、これを利用して睡眠を得ることをしてみましょう。
まずは、寝ようと思う1時間ちょっと前に入浴をします。
40度程度までの湯船にてゆっくり体を温めます。
これにより深部体温は上昇します。
もちろん、ゆっくり40度程度のお湯に入浴することは副交感神経が優位となり、さらに眠りやすくなる効果もあります。
そして、その後布団に入ります。
入浴により上がった深部体温は、一転下がり始めます。
これを利用して眠りに入るわけです。
実際これで薬も必要なく良い睡眠を得られるようになったと言う方もいます。
皆さん試してみてはいかがでしょう?
一つ注意点です。
40度程度までのぬるめのお湯ではなく、さらに深部体温を上げて一気に下げてやろうなんて考えて熱い熱いお湯に入るのはやめましょう。これでは、かえって熱いお湯により交感神経が活発となり、目が覚めてしまいます。
何事もやりすぎは禁物ですね。
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