第1272回:4種類の効果を併せ持つ高血圧の薬
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
治療は日々進化します。
それは、昔からある生活習慣病にも言えることです。
最近、興味深い研究がありました。
それは、「4種類の効果を併せ持つ高血圧の薬の有効性について」
いったいどういうことでしょう?
通常、今の日本では、高血圧の薬を処方する際は、多くの種類の薬から一つを選んで投与することが決まりです。
高血圧の薬には、さまざまな種類があります。
それぞれ血圧を下げるという点においては同じ目標を持っていますが、その下げ方が異なると思ってください。
そして、1種類の薬で目標とする血圧に達しなかった場合は、当然ほかの種類の薬を組み合わせて処方し、治療を行うことになります。
最近では、2種類目の薬を入れる段階で、今飲んでいる薬と次に追加する薬が合わさって一つになった「合剤」というものにすることも可能になっています。
この場合、粒数が増えないので患者さんには好評です。
でも、この合剤は最初から処方をすることは日本では認められていません。
ちなみに欧米ではOKなんですが、、、、
しかも、2種や3種の薬を合わせた「合剤」は単剤を追加するよりあらゆる面で有効性について効果的であることがこれまでの研究でも示されているのです。
でも日本では最初から使えないからダメですが、、、、(しつこいですね)
そして、最近4種類の高血圧の薬を4分の1ずつ合わせて一つにした合剤についての研究がなされたのです。
その有効性はどうであったか?
これは興味深いものです。
明日はそんなお話です。
日本でもそのうち最初から合剤を処方できる日が来ると思います。
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