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リーダーシップ

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リーダーシップ

こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


先日、このような論文に出会いました。

 

指導者のリーダーシップのタイプが選手の自主性に及ぼす影響

 

指導者のリーダーシップのタイプには様々なものが存在します。

そして、そのタイプが選手にどのような影響を示しているかということを調べています。

 

この論文の対象は、大学の運動部の指導者と学生348人です。

 

そして、指導者のリーダーシップのタイプを4つに分けて、

  1. 競技成績と部内の関係維持のどちらも重視した指導者(PMタイプ)
  2. 部内の関係維持よりも競技成績を重視した指導者(Pタイプ)
  3. 競技成績よりも部内の関係維持を重視した指導者(Mタイプ)
  4. 競技成績と部内の関係維持のどちらも重視しない指導者(pmタイプ)

としています(各々PMタイプなどの名前をつけています)。

 

最後の「pmタイプ」は、指導者になるのかどうかはさておき、、、、

 

それに対して、その指導を受けた学生の自主性を自主性尺度(質問に対する答えを点数化して自主性の程度を判断します)というものを用いて分析しています。

 

結果、、、

やはり、PMタイプのリーダーシップによる指導では、明らかに学生の自主性が高いという結果でした。

 

これは、納得がいく結果ですね。

 

そして、それに加えて私が注目したのは、、、

統計学的には差があるとまではいきませんが、Pタイプと呼ばれる競技成績のみを重視した指導者による指導を受けた学生は、最も自主性が低い傾向にあるということでした。

つまり、pmタイプと呼ばれる競技成績と部内の関係維持のどちらも重視しない指導者よりも生徒の自主性が低い傾向にあるのです。

 

これには、少し考えさせられました。

 

どんな組織でも業績のみを重視した環境づくりは、最も大切なスタッフの自主性を損なうのではないか。

常にスタッフを観察し、何を思っているかを推測し、関係性を大切にすることが何よりも大事なのでしょう。

勉強になります。

 

 

 

 

 

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