第1424回:揚げ物で上がるのは気分だけ?
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
心臓病と調理法の関係ってご存知ですか?
食事の内容(食材)については色々指導を受けるけど、調理法なんて関係あるのか?
そう思いますよね?
ちょっと調べてみました。
イギリスの研究で面白いものがありました。
みなさん参考にしてみてはいかがでしょう?
その研究によると、、、
高温の調理は有毒な化学物質を生成するという事実。
そして、その有毒物質が心臓病のリスクを高めている可能性があるということです。
具体的には、150℃以上での調理は、食品の成分の構造を変化させてしまいます。
結果、NFCs (neo-formed contaminants) と呼ばれる有毒な副産物を作ることがあるようです。
このNFCには、トランス脂肪酸や最終糖化産物と言われるAGEなどが含まれます。
これらは、心臓病、動脈硬化の原因となるものです。
でも、日本人の食生活で150℃以上に加熱をしない料理だけで生活するのは困難ですよね?
では、どうしましょう?
そこで、更に調べるともう一つある事実を発見!
中華料理っておいしいですよね?
実は、中国人は心臓病が少ないようで、更に、中国での調理法は一般に、炒める、蒸す、茹でるといった方法が多く用いられますよね。
そして、そのような調理法では毒性の副産物はそれほど生成されないことが分かったのです。
では、逆にどのような調理法がいけないのかというと、それが表題にある揚げるという調理法のようです。
揚げるという調理法により、高濃度のトランス脂肪酸が生成されることが分かりました。特に、油を再利用した場合は更に良くないとのこと。
先ほども述べたようにトランス脂肪酸の摂り過ぎは心臓病を引き起こします。
揚げる代わりの調理法、工夫が必要ですね。
以前紹介した唐揚げも参考にしてください。
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