コラーゲンでお肌ぷるぷるになりたいなら
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
最近、血糖の話ばかりで、少し肩が凝りますね。
ちょっと今日は目先を変えて。
よく「コラーゲン摂ってお肌ぷるぷる」なんて言葉を聞きます。
そして、それはちょっと怪しいということも最近では皆さん聞くと思います。
確かに、まずコラーゲン自体は基本的に人は消化吸収が困難です。
そして、コラーゲン入りと書かれている食品の多くは、コラーゲンを加熱処理したゼラチン、もしくはそれをさらに分子量(≒大きさ)を細かくしたコラーゲンペプチドというものが含まれています。
そして、これなら人は消化吸収ができます。
しかし、人は消化吸収において、ゼラチンやコラーゲンペプチドを構成する最小単位であるアミノ酸にまで分解してから吸収するのです。
そして、吸収されたアミノ酸は、体の中でコラーゲンになるわけがありません。
他のものの材料ともなるわけですから。
コラーゲン食べてコラーゲンが体でできたらそっちの方が怖いですね。
手羽先食べたら自分の手が手羽先になるのと一緒でしょうか。。。(言い過ぎました)
というわけで、コラーゲン食べてお肌ぷるぷるは怪しいということですが、ここまでならいろんな情報サイトに書いてありますね。
では、ここからが本題。
せっかくコラーゲンの元である材料を体に入れたのだから、少しでも有効活用すればコラーゲンできるのでは?
というわけで、それならばコラーゲンの作るときの他の材料もしっかりと知り、それを摂取することを忘れなければ、少しは有効活用できそうですね。
そして、コラーゲンを作るときに必要なものは、、、
それが鉄なのです。
それ以外にも、ビタミンCも大切です。
実は、コラーゲンの原料となるプロリンという物質をヒドロキシプロリンにし、コラーゲンを作っていくためには鉄とビタミンCが必須なのです。
特に、鉄は若い女性は不足しがちです。
最近お肌がボロボロだな、、、と感じたら、それはコラーゲン不足ではなく、鉄不足かもしれません。
健康診断で貧血を言われる方の多くは鉄不足によるものです。
鉄は、採血で体の中の過不足を診断できます。
気になる方は一度相談してみてはいかがでしょう?
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