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第192回:日常使いするべき油 〜オリーブオイル〜

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第192回:日常使いするべき油 〜オリーブオイル〜

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


揚げ物や炒め物など日々の料理において使われる油のほとんどはサラダ油という方が多いでしょう。

しかし、この油をオリーブオイルにするだけで、あなたの血糖値は改善する可能性があるのです。

 

オリーブオイルは比較的酸化されにくい一価不飽和脂肪酸のオレイン酸を豊富に含み、加熱にも強い油です。

 

例えば、中年で過体重の男性を対象にしてオリーブオイルを摂取したところ、インスリンが体で効きにくくなる現象(インスリン抵抗性)が改善し、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞のインスリン分泌反応が改善したというデータもあるのです。

さらに、20以上の様々な研究において、オリーブオイルの摂取は糖尿病の指標であるHbA1cを改善し、空腹時の血糖値を改善させるというデータがあります。

 

このようにオリーブオイルは食後の血糖値を抑えるためには日常の料理で意識して使うことが大切です。

油には発煙点というものがあり、これを超えて加熱すると煙が出て、油は酸化します。

酸化した油を口に入れることは避けたいものですが、幸いオリーブオイルは特に発煙点も200度以上と高く、揚げ物にまでも用いることができます。

 

このように、血糖値に対して大きな恩恵をもたらすオリーブオイルですが、そのほかにも様々な良い効果が報告されています。

 

明日からオリーブな毎日が少し続きます。

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