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第1632回:院長ブログ:心不全とは? ~「心不全=心臓が止まること」ではありません~

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第1632回:院長ブログ:心不全とは? ~「心不全=心臓が止まること」ではありません~

この記事でわかること

✅ 心不全とはどんな病気か

✅ 初期症状と進行したときの症状

✅ 心不全の主な原因

✅ 治療と予防のポイント


心不全とは?

心不全とは、心臓の働きが低下し、全身に必要な血液を十分送り出せなくなった状態をいいます。

「心臓が止まる病気」ではなく、さまざまな心臓病が進行した結果として起こる状態です。

初期には症状が軽く、年齢や運動不足のせいと思われてしまうことも少なくありません。しかし、適切な治療を受けずにいると徐々に進行し、日常生活にも支障をきたすようになります。

 

 

 

 

 

 

【図1:心不全が起こる仕組み】


心不全の主な症状

初期には、

  • 階段や坂道で息切れする
  • 疲れやすい
  • 動くと動悸がする

程度の症状しか出ないこともあります。

進行すると、

  • 安静時にも息苦しい
  • 夜間に息苦しくて目が覚める
  • 足や足首がむくむ
  • 急に体重が増える
  • 横になると苦しくなる

などの症状が現れることがあります。


心不全の原因

心不全の原因は一つではありません。

代表的なものには、

  • 高血圧
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 心臓弁膜症
  • 心房細動などの不整脈
  • 心筋症

などがあります。

また、糖尿病や慢性腎臓病(CKD)、睡眠時無呼吸症候群なども、心不全の発症や悪化に関係しています。

 

 

 

 

 

 

【図2:心不全の主な原因】


病院ではどんな検査をするの?

心不全が疑われる場合には、

  • 心電図
  • 胸部レントゲン
  • 心エコー検査
  • 血液検査(BNPなど)
  • 必要に応じてホルター心電図

などを組み合わせて診断します。

原因となる病気を調べるために、さらに詳しい検査をご案内することもあります。


治療はどうするの?

治療では、

  • 原因となる病気の治療
  • 心不全の薬による治療
  • 塩分の摂り過ぎに注意する
  • 適切な運動
  • 体重管理

などを組み合わせて行います。

また、毎日の体重測定は、体内に水分がたまっていないかを確認するうえで重要です。


心不全を予防するには

心不全を予防するためには、

  • 高血圧を治療する
  • 糖尿病をコントロールする
  • LDLコレステロールを管理する
  • 禁煙する
  • 適度な運動を続ける
  • 定期的に健康診断を受ける

ことが大切です。

早い段階から生活習慣病を管理することが、将来の心不全予防につながります。


当院の考え方

心不全は、一度治ったら終わりという病気ではありません。

適切な治療を継続し、生活習慣を整えることで、症状の悪化や再入院を防ぐことが期待できます。

当院では、原因となる生活習慣病の管理から、心不全の早期発見・継続的な治療まで、一人ひとりの状態に合わせた診療を行っています。


まとめ

✅ 心不全は「心臓が止まる病気」ではなく、心臓の働きが低下した状態

✅ 息切れ・むくみ・体重増加は代表的な症状

✅ 高血圧や心筋梗塞、弁膜症などが原因となる

✅ 早期発見と継続治療が進行予防につながる


当院からのメッセージ

「年齢のせい」と思っていた息切れやむくみが、心不全のサインだったということは珍しくありません。

気になる症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。


院長のワンポイントアドバイス

心不全では、毎日の体重変化が体調の変化を教えてくれることがあります。

数日で急に体重が増えたり、息切れやむくみが悪化したりした場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。


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