いちかわクリニック

いちかわクリニック

第1641回:院長ブログ:ホルター心電図とは? ~24時間心電図で「その瞬間」の異常を見つける検査~

BLOG

BLOG
ブログ

第1641回:院長ブログ:ホルター心電図とは? ~24時間心電図で「その瞬間」の異常を見つける検査~

この記事でわかること

✅ ホルター心電図とは

✅ どんな症状のときに必要か

✅ 検査の流れ

✅ 日常生活での注意点


ホルター心電図とは?

ホルター心電図とは、小型の記録装置を体に装着し、24時間(場合によっては48時間以上)心電図を記録する検査です。

通常の心電図は数十秒間しか記録できませんが、ホルター心電図では日常生活を送りながら長時間記録できるため、一時的に起こる不整脈や心電図異常を見つけやすいという特徴があります。

 

 

 

 

 

 

【図1:ホルター心電図の仕組み】


どんなときに行うの?

次のような症状がある場合に行われます。

  • 動悸がある
  • 脈が飛ぶ感じがする
  • めまい
  • 失神したことがある
  • 胸の違和感
  • 心電図異常を指摘された

症状が毎日出るとは限らないため、長時間の記録が診断に役立ちます。


検査の流れ

検査では、

  1. 胸に電極を貼る
  2. 小型の記録装置を装着する
  3. 普段どおり生活する
  4. 症状が出た時間や内容を記録する
  5. 翌日(または指定日)に装置を返却する

という流れで行います。

症状が出た時間と心電図を照らし合わせることで、原因の特定につながります。

 

 

 

 

 

 

【図2:ホルター心電図検査の流れ】


検査中に気をつけること

検査中は普段どおり生活することが大切です。

ただし、

  • 入浴や水泳はできない機種が多い
  • 電極を強く引っ張らない
  • 装置を落とさない
  • 症状が出たら時間と内容を記録する

などの注意点があります。

詳細は装着時に医療スタッフから説明があります。


ホルター心電図でわかる病気

ホルター心電図では、

  • 心房細動
  • 期外収縮
  • 発作性頻拍
  • 徐脈
  • 一時的な虚血性変化

などが見つかることがあります。

症状と心電図を同時に確認できるため、治療方針を決めるうえで重要な検査です。


当院の考え方

通常の心電図で異常が見つからなくても、ホルター心電図で初めて原因が判明することがあります。

当院では、動悸や失神、脈の乱れなどの症状に応じてホルター心電図を活用し、必要に応じて循環器専門医療機関とも連携しながら診療を行っています。


まとめ

✅ ホルター心電図は24時間以上心電図を記録する検査

✅ 動悸や失神、不整脈の診断に役立つ

✅ 普段どおり生活しながら検査できる

✅ 症状が出た時間を記録すると診断精度が高まる


当院からのメッセージ

「診察では異常がなかったけれど、動悸が続く」という方は少なくありません。

症状が繰り返される場合は、ホルター心電図によって原因がわかることがあります。お気軽にご相談ください。


院長のワンポイントアドバイス

検査中は、できるだけ普段どおりの生活を送ることが大切です。

また、動悸や胸の違和感、めまいなどが起きた時間をメモしておくと、心電図の記録と照らし合わせて原因を特定しやすくなります。


あわせて読みたい

  • 心電図で何がわかる?
  • 心房細動とは?
  • 脈が飛ぶと言われたら?期外収縮とは
  • 動悸とは?危険な動悸と様子を見てもよい動悸
  • 心エコー検査とは?

次回予告

BNPとは?心不全の早期発見に役立つ血液検査

~健康診断や病院で測定するBNPとは何か、基準値や高値の原因についてわかりやすく解説します。

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ

初診ネット受付はこちら