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第209回:血糖が上がると起こる事

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第209回:血糖が上がると起こる事

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


「そもそも血糖って上がるとどうなるわけ?」

 

そんな質問が先日の外来中にありました。

というわけで、ちょっと整理してみましょう。

 

では、食事により唯一、短期的に、直接的に変動する血糖値を中心に食事によって起こる体の変化を見ていきましょう。

 

食事をするとその中の糖質は今までも述べたようにほぼ2時間をかけて100%が吸収されます。

そして、血糖値の上昇は食事開始直後から始まり、日本人ではおよそ1時間後にピークを迎えるといわれています。

 

腸管より吸収された血糖は、まず門脈と言われる血管を通り、肝臓に到達します。

ここで、その一部(約半分)をエネルギー貯蓄に回すため、糖は肝臓でグリコーゲンと呼ばれる物質に変化します。

そして、残りの血糖はそのまま全身へ放出されるのです。

さあ、血糖値の上昇です。

そして、食事が腸に入っていく刺激およびこの血糖値の上昇に反応して、インスリンホルモンが分泌されます。

さあ、一生懸命、血糖値を下げる時間の始まりです。

 

明日はその先を。

 

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