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第316回:何食わぬ顔して中性脂肪になる果糖

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第316回:何食わぬ顔して中性脂肪になる果糖

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


 

昨日は、果糖が何食わぬ顔してブドウ糖がエネルギーになる回路の途中から横入りしてしまうというお話でした。

 

そして、この横入りが大問題。

 

横入りした果糖は、、、、

そのうち10%はその回路を逆走してブドウ糖になって血糖値を上げてしまいます。

そして、残りの90%はその回路を順行性に進んで行くのですが、、、、これが大問題

 

本来体の中で起こるエネルギーを作るこのような回路(代謝)にはゆっくり進んでその流れるスピードを調節するところがあります。

 

しかし、果糖はこのゆっくり進みスピードを調節する場所の下流に入り込んでくるわけです。

「何が悪い?」と思いましたか?

 

例えていうなら、、、

川のダムといったところでしょうか。

流れてくる水(ブドウ糖)をそのダムによってゆっくりゆっくり流すようにしている。

でも、そのダムの下流から、果糖に由来するものが大量に入ってくると川はいっぱいになります。

川の氾濫の危機です!

 

氾濫しないために、脇道にそらして他のものにしてしまう必要があります!

それが、中性脂肪なんです!

つまり、肥満の原因です!

 

果糖の摂り過ぎは怖いですね。

では、果糖ってそんなに摂取しているのか?

 

今度、ペットボトルの飲み物のラベルを見てみてください。

果糖ブドウ糖液糖

という文字は見つかりませんか?

果糖とブドウ糖を一緒に取るなんて考えただけでも怖いものです。

ブドウ糖はインスリンを分泌させ、インスリンは中性脂肪を作ることを促進します。

そこに、果糖という中性脂肪のもとを一緒に摂取。

結果は言わずもがなですね。。。恐ろしい。

 

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