第482回:全てが悪者扱いの悪玉コレステロールってどうなの?❷
BLOG
BLOG
こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は悪玉コレステロールを下げすぎている人はよくないという話題でしたね。
今日は、「では、具体的にどうしてかよくないのか?」についてです。
そもそも以前もお話ししましたが、、、
コレステロールはたとえ悪玉と呼ばれる「LDLコレステロール」でも体を維持するためには必要なものです。
そして、最近ではコレステロールを下げすぎることで実際に「ある病気」のリスクを上げてしまうことが明らかとなっています。
その病気とは、、、
「脳出血」です。
怖いですね。
実際に、ある研究で悪玉コレステロールが70以下にまで下がっている人は、70以上の人より脳出血のリスクが高いことが示されています。
昨日出てきた「クレストール(ロスバスタチン)」という薬を出されて悪玉コレステロールが70以下にまで下げられている人をよく見かけます。
その人は、悪玉コレステロールはしっかり下がっているから病気にならないと信じています。
でも、、、
コレステロールという「必要なもの」が薬を出されたことにより足らなくなってしまっている、、、だから病気になる。
そんな可能性があることを知る必要があります。
コレステロールの薬を飲んでいるあなた、、、
大丈夫ですか?
発熱・胃腸炎等の症状のある方の診察時間は
14:00~14:30にお願いしております。
予約画面では予約なさらず、お時間になりなしたら
直接お越しください。