第716回:ココナッツ油は体に悪いかも
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
ココナッツ油といえば、一部の人たちの間で「体に良い油」として親しまれています。
体の中に入ると「中鎖脂肪酸」と呼ばれるものとなり、体に良い影響を与えると考えられてきました。
でも最近「そうでもない」という研究も出てきています。
その「そうでもない」とする研究では、なんとココナッツ油を一日に大さじ3杯から4杯とることにより悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが10%程度上昇してしまったという結果を示しています。
ココナッツ油に多く含まれる「ラウリン酸」とよばれる中鎖脂肪酸はこれまで考えられてきた中鎖脂肪酸と体の中で異なる動きをするのではないかと考えられているようです。
詳しくは難しくなりますので割愛しますが、これが結果としてLDLコレステロールを上げてしまう可能性が指摘されています。
今回の研究は比較的信用がおけるものと考えます。
しかし、このひとつで結論付けるもの危険ではあります。
これからも様々な新しい情報が出てくることでしょう。
それらを総合的に判断する必要はあります。
でもとりあえず、ココナッツ油は私はやめておくことにします。
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