第854回:心臓に動脈硬化がある人は難聴になりやすい?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
心臓の代表的なものと言えば狭心症や心筋梗塞と呼ばれるいわゆる「虚血性心疾患」。
これは心臓を栄養するために心臓の表面を走っている血管である冠動脈に動脈硬化が起きて血管が狭くなり血流が悪くなるためにおこる病気です。
さて、その虚血性心疾患があると難聴になりやすいというデータが最近発表されていました。
これは富山県の先生方の発表です。
それによると、、、
これまでに虚血性心疾患を認められた人は、そうでない人に比べておよそ2倍弱も難聴になりやすいということでした。
なぜ一見関係なさそうな耳と心臓の病気が関連しているのでしょう?
というのも、虚血性心疾患は先ほども申し上げた通り動脈硬化の病気です。
そして今回の難聴も音を感じる部分の組織に動脈硬化が起こり血流が悪くなるためにおこるのではないかと考えられているようです。
動脈硬化は全身のあらゆるところに悪影響を及ぼすといういい例ですね。
ちなみにこれまでもブログで話したと思いますが、EDも動脈硬化の初期症状の一つと考えらえれているのですよ。
というわけで、結論。。。。
「血管は大事」ということですね。
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