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糖質制限と倹約遺伝子❷

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糖質制限と倹約遺伝子❷

こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


糖質を減らしてもなかなか体重が減らない。

結構そんな方多いですよね。

 

では、なぜでしょう?

 

ここで登場するのが、「倹約遺伝子」です。

倹約遺伝子とは、体内で消費されるエネルギーを少なくすることによって、余剰となったエネルギーを蓄えておくという遺伝子です。

つまり、将来の飢餓に備えて脂肪としてエネルギーを蓄えることが目的です。

この機能は、太古の昔、食糧確保が困難であった時代には、人類の生き残りのためには必要な機能でした。

現在、60種類近くの遺伝子が報告されています。

 

しかしながら、みなさんもお気づきだとは思いますが、

現在の日本では、以前と比較して食に困るということが減りました。

ということは、倹約遺伝子があることはかえって不利となるわけですね。

一般的に、一つの倹約遺伝子を持っていると、基礎代謝が200kcalも減少すると言われています。

 

ですから、その遺伝子を持っていない人と比較すると、同じものを食べてしまった場合は、当然痩せにくいのも頷けます。

特に日本では、欧米人に比べ、この倹約遺伝子持つ方が多いのです。

 

インスリン分泌能力も弱い、倹約遺伝子を持つ人が多い。。。。

こんな我々日本人は、特に食への気配りが必要です。

 

明日は、具体的に日本人に多い倹約遺伝子の一つを紹介します。

 

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