弁と仲良く。
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
弁膜症の方が気をつけるべきことはなんでしょう?
弁膜症は、症状もなく進行することも多く、定期的な心臓エコー検査によるチェックは欠かせません。
もちろん、手術後も半年から一年に一回の心臓エコー検査にて弁に異常がないかを必ず確認する必要があります。
そして、機械弁が植え込まれている方は、決してワーファリンをご自身の判断で中断することはしてはいけません。
ワーファリンを中止することにより、血液が機械弁のところで固まり、血栓ができることにより脳梗塞などの塞栓症を起こし命に関わる事態となったり、機械弁自体が血栓で動かなくなり緊急手術となるなど、大変危険です。
ワーファリンの管理は循環器内科専門医とともにしっかり行う必要があります。
ワーファリンは基本的に月一回程度の採血により、その効果が適切な範囲にあるかを見なければなりません。
必ず定期的に受診し、適切な診療とワーファリンの処方を受けてください。
また、人工弁を植え込んだ方は、かかりつけ以外の医療機関に受診するときは必ずその事を医師に告げなければなりません。
特に、歯科にかかる時は必ず担当の歯科医に人工弁が入っている事を伝えてください。
歯科における抜歯により、細菌が血中に入る可能性があります。
その菌が人工弁についてしまうと感染を起こしてしまいます。
一旦感染してしまうとその治療は月単位での点滴での抗生剤治療が必要になることも多く、場合によっては人工弁の機能不全を起こし緊急手術となる場合もあります。
特に抜歯の時などは、予防的な抗生剤投与の必要性もあり、決して忘れないようにしてください。
そして、何より二度と心臓の病気をしないように、生活習慣に気をつけ、心筋梗塞などの動脈硬化による病気も含めた心臓病の予防に努めるべきであると言うことは言うまでもありませんね。
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