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第1097回:減塩を売りにしている商品は手放しに喜べるものでない場合もある

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第1097回:減塩を売りにしている商品は手放しに喜べるものでない場合もある

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


健康志向が強い人は多いです。

塩分が高血圧などの様々な病気を引き起こすであろうことは多くの方がご存じだと思います。

 

そこで登場するのが「減塩」を売りにしている商品。

 

醤油などをはじめ様々なものに「減塩」と書かれているものをスーパーで見かけます。

 

でも、それって盲目的に誰でも使えばだれにでもよいというわけではないということも知っておかなくてはなりません。

 

というのも、、、

減塩というのはつまり塩化ナトリウムの代わりに一般的にある物質が入っているのです。

それは、「塩化カリウム」。

 

ふーん、、、という感じかもしれませんが、「カリウム」が特に問題となることがあるのです。

 

どういう人が注意すべきかというと、「腎臓の悪い人」。

とくに透析などをされている方は要注意。

 

腎臓によるカリウムの排泄能力が低くなっているとカリウムが体に蓄積してしまう可能性があるのです。

これは最悪心臓の不整脈から突然死につながることもあるのです。

 

体にいいものと言っても、本当に「自分にとって」いいものかはちゃんと考える必要があります。

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