こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』副院長の岡本です。
台風が接近してきています。ご移動の際はくれぐれもご無理なさらず、安全第一でお過ごしください。
先月、以下の内容が含まれる改正健康保険法が、参議院本会議で成立したとニュースが流れました。
OTC類似薬(市販薬と成分が類似する医療用医薬品、処方箋が必要)への通常の窓口負(1-3割)とは別に薬剤費の25%を課す。

支払い自己負担が5割近くに自己負担となる人も出てくるのですが、このOTC類似薬の中には、当院にも多くの方が来院される花粉症治療で処方する広く処方される抗アレルギー薬の一部も含まれています。

今や国民病とも言われる花粉症の薬代が増えるかもとなると長い目で見ても家計の負担になるでしょう。
花粉症を治して抗アレルギー薬から解放されたいという人のために、広く普及しているもので舌下免疫療法があります(当院でも長く携わっています)。

 舌下免疫療法とは、アレルギーの原因となる「アレルゲン」をごく少量から投与することにより、いわゆるその「アレルゲン」に対して「慣れる」ことにより症状を和らげる、もしくは症状を抑えることが期待できる治療です。

 

注意点として下記の内容はあります。
●1日1回の服薬を3-5年ほど継続していき、基本的に毎日欠かさず服用できて、定期的な受診が可能であること。
●スギ花粉とダニのアレルギーに対する治療薬がある(主にスギとダニ以外のアレルギー症状が強い人には効果がでない)。
●重度の気管支喘息のある人は治療を受けられず、また、妊娠中や特定のお薬を内服している人も控える必要がある。

 

スギ花粉に対する治療はスギ花粉飛散時期は副作用が強く出る可能があり、基本的に今月から6月から治療開始の相談ができます。
まずは、スギ花粉もしくはダニのアレルギーを確認するため血液検査を行い、その後アレルギーが確認できたら治療へ進んでいきます。
ただ、どんな治療もそうですが、すべての方に効果が期待できるわけではないという文言もあります。

効果に関しては2割は無症状になり、6割は抗アレルギー薬の使用を減らせて、2割は残念ながら効果なし、とも言われています。

 

すると、約8割の人は恩恵があると言えますが、肝心の6割の人の治療後の調子はどの程度かがイマイチ掴めません。
次回は、治療効果が最高と最低の中間にあたる人がどんな調子で過ごせるようになるか、体験談を紹介します。

少しでも実態が伝わって、治療に興味があるものの悩んでいる方の助けになればと思います。