菜食主義だと貧血になるかも
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
菜食主義者は貧血になる可能性。
菜食主義と聞くと、なんだか健康そうなイメージもありますが。。。
実は、そこにはビタミンB12が強く関わっているのです。
では、そもそもビタミンB12とはなんでしょう?
現在の医学でも病気との関連でもっとも有名なビタミンの一つであるビタミンB12。
その病気というのは、悪性貧血です。
この病気は、ビタミンB12不足により、引き起こされる貧血です。
悪性というと、なんだか恐ろしい感じもしますが、この病気はビタミンB12が発見されるまでは治療できず、残念な結果となることが多かったため、このような名がつけられています。
どういう状況で発症してしまうのでしょう?
たとえば、胃の粘膜の萎縮があると、そこから本来は分泌されるはずの内因子と呼ばれるものが低下します。
すると、ビタミンB12は内因子がないと体内に吸収されないので、結果ビタミンB12欠乏に。
胃粘膜の萎縮といってもピンと来ないかもしれませんが、ピロリ菌を保有している人は萎縮が進んでいる可能性があり、要注意です。
そんなビタミンB12ですが、おもに、遺伝子で有名なDNAの合成にかかわります。
そして、特に赤血球と神経細胞に多く、そのため貧血と神経障害を起こしてきます。
そして、ここから最初の話につながります。
それは、、、、
菜食主義者はビタミンB12不足のリスク大だということ。
というのも、ビタミンB12は主に肉などの動物性食品に多く含まれます。
ですから不足しやすいというわけです。
菜食主義者に貧血が多い理由の一つは、このビタミンB12不足が原因と言われており、注意が必要です。
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