第1631回:院長ブログ:心筋梗塞とは? ~命に関わる心臓病を見逃さないために知っておきたいこと~
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✅ 心筋梗塞とはどんな病気か
✅ 見逃してはいけない症状
✅ 狭心症との違い
✅ 治療・予防法
心筋梗塞とは、心臓に血液を送る冠動脈が突然詰まり、心臓の筋肉(心筋)へ酸素が届かなくなって壊死してしまう病気です。
一度壊死した心筋は元の状態に戻らないため、一刻も早く血流を回復させることが重要です。
心筋梗塞は、日本でも命に関わる代表的な病気の一つであり、迅速な治療が予後を大きく左右します。

【図1:心筋梗塞が起こる仕組み】
代表的な症状は次のとおりです。
高齢者や糖尿病のある方では、胸痛が目立たず、息切れや強い倦怠感だけの場合もあります。
狭心症では、冠動脈は狭くなっていますが、完全には詰まっていません。
一方、心筋梗塞では冠動脈が完全またはほぼ完全に詰まり、心筋が壊死し始めます。
そのため、
場合は、心筋梗塞を疑い、救急車(119番)の利用を検討してください。

【図2:心筋梗塞で救急受診を検討すべきサイン】
多くは動脈硬化が進行し、冠動脈のプラークが破れて血栓ができることで起こります。
危険因子には、
などがあります。
これらを日頃から管理することが、発症予防につながります。
心筋梗塞が疑われる場合には、
などで診断を行い、できるだけ早く**カテーテル治療(PCI)**によって詰まった血管を広げます。
その後は、
などを継続し、再発予防を行います。
予防のためには、
が重要です。
生活習慣病を放置しないことが、最も効果的な予防につながります。
心筋梗塞は、早期治療によって命を救える病気です。
一方で、発症してからでは心筋へのダメージを完全に防ぐことはできません。
当院では、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの危険因子を総合的に管理し、心筋梗塞の予防にも力を入れています。
✅ 心筋梗塞は冠動脈が突然詰まる病気
✅ 強い胸痛が20~30分以上続く場合は救急受診を検討
✅ 冷や汗や息苦しさを伴う場合は特に注意
✅ 高血圧・糖尿病・脂質異常症の管理が予防につながる
心筋梗塞は、「少し様子を見よう」が命取りになることがあります。
胸の強い痛みや圧迫感が続く場合は、我慢せず速やかに医療機関へご相談ください。
心筋梗塞では「時間」が最も重要です。
症状が続いているにもかかわらず様子を見てしまうと、心臓の筋肉へのダメージが大きくなります。迷ったときは、早めの受診を心がけましょう。
~「心不全=心臓が止まること」ではありません。心不全の正しい意味や症状、治療についてわかりやすく解説します。