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第1644回:院長ブログ:Dダイマーとは? ~「血栓があるかも?」と言われたときに知っておきたい血液検査~

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第1644回:院長ブログ:Dダイマーとは? ~「血栓があるかも?」と言われたときに知っておきたい血液検査~

この記事でわかること

✅ Dダイマーとは何か

✅ Dダイマーが高くなる原因

✅ 高値なら必ず血栓なのか

✅ 追加で必要になる検査


Dダイマーとは?

Dダイマーは、体の中で血栓(血のかたまり)ができ、それが溶けるときに生じる物質です。

血液は出血を止めるために固まる働きがありますが、その後不要になった血栓は体内で分解されます。

このときに生じる物質がDダイマーです。

つまり、Dダイマーは「血栓ができて分解されたこと」を示す指標として利用されています。

【図1:Dダイマーが増える仕組み】


Dダイマーが高くなる原因

Dダイマーはさまざまな病気や状態で高くなります。

代表的なものは、

  • 深部静脈血栓症(DVT)
  • 肺塞栓症
  • 大きな手術後
  • 外傷
  • 感染症
  • 悪性腫瘍
  • 妊娠
  • 加齢

などです。

そのため、Dダイマーが高い=必ず血栓があるというわけではありません。


Dダイマーが高いと言われたら

Dダイマーが高値だった場合には、

  • 足の痛みや腫れ
  • 急な息切れ
  • 胸の痛み
  • 呼吸困難

などの症状があるかを確認し、必要に応じて詳しい検査を行います。

特に急な息切れや胸痛を伴う場合は、肺塞栓症の可能性もあるため早急な評価が必要です。

【図2:Dダイマー高値の原因と診断の流れ】


どんな検査を追加するの?

症状や診察結果に応じて、

  • 下肢静脈エコー
  • 胸部造影CT
  • 心電図
  • 胸部レントゲン
  • 血液検査

などを組み合わせて診断します。

Dダイマーだけで病気を確定することはできません。


Dダイマーが正常なら安心?

Dダイマーは血栓がない可能性を確認する目的でも役立つ検査です。

症状やリスクが低い方では、Dダイマーが正常であれば深部静脈血栓症や肺塞栓症の可能性は低いと判断できることがあります。

ただし、症状が強い場合や発症早期などでは、追加検査が必要になることもあります。


当院の考え方

Dダイマーは非常に有用な血液検査ですが、数値だけでは診断できません。

当院では、症状や身体所見、必要に応じて画像検査などを組み合わせ、総合的に判断しています。


まとめ

✅ Dダイマーは血栓ができて溶けるときに増える物質

✅ 高値でも血栓以外が原因のことがある

✅ 症状と合わせて判断することが重要

✅ 必要に応じて超音波検査やCT検査を追加する


当院からのメッセージ

健康診断や病院でDダイマー高値を指摘されると不安になるかもしれません。

しかし、数値だけで病気が決まるわけではありません。気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。


院長のワンポイントアドバイス

Dダイマーは「血栓があることを証明する検査」ではなく、「血栓の可能性を評価する検査」です。

特に急な息切れや片足の腫れを伴う場合は、早めの受診が大切です。


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