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GI値だけが全てではない

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GI値だけが全てではない

こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


糖尿病のコントロールにおいて、重要なのは食後の高血糖と血糖の変動幅を抑えるということです。

 

そして、これに対してGI値を活用すると良いと言われていますが、、、、

実際にGI値を低い食材を選んでも、食後高血糖が抑えられていない、その結果血糖変動幅が相変わらず大きいという方が多いです。

これには、GI値の算出方法が大きく影響しています。

GI値=

「糖質50gを含有する食品摂取後2時間までの血糖曲線下面積」÷
「糖質50gを含有する基準食(ブドウ糖50g)摂取後2時間までの血糖曲線下面積」×100

です。

 

ここで、血糖曲線下面積がポイントとなります。

曲線下面積ですから、、、、

『血糖値がゆっくり上がって、ピークは大したことないけど、ゆっくり2時間かけて下がる食材』

『血糖値が急峻に上がって、ピークが大きく、その後短時間で急峻に下がる食材』

この二つの食材の血糖値の変動値を示す曲線の下の面積は一緒になる可能性があります。

やや強引な言い方かもしれませんが、このような可能性があるのです。

 

つまり、、、

GI値は、血糖値の急上昇とピークの度合い、それによるインスリンの過剰分泌とその後の血糖の急降下について的確に示す数値ではないということです。

しかも、、、

このGI値は、多くの場合、糖尿病ではない血糖の変動に問題のない方でのデータです。

 

日本人は、インスリンの分泌が、特に食べ物を食べた時に初期に追加で分泌されるインスリンの分泌能力が低い方が多いです。

ただでさえ、インスリンの初期分泌能力が低下している日本の糖尿病の方がGI値のみを参考にして食材を選ぶことは危険です。

GI値の低いものを選んで意外と病院で検査する糖尿病の採血結果は良いけど、実は食後高血糖と血糖変動幅の増大が起きている可能性があるのです。

ですから、血糖に問題のある方、特に糖尿病の方は、GI値が低ければなんでも良いということではないのですね。

 

 

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