いちかわクリニック

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どんな症状が出るの? それ。

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どんな症状が出るの? それ。

こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

連絡先:TEL : 047-429-8181

 


『どんな症状なの?』

 

そうですよね。

どんな症状かが大切ですね。

 

では、弁膜症の症状とはどんな症状でしょうか?

弁膜症では、弁の機能不全により、心臓内にて本来一方向でスムーズに流れる血液が流れてくれないことにより症状が出ます。

つまり、心臓内でうまく機能していない弁の下流で血液の渋滞が起こってしまうのです。

血液の渋滞という概念は、つまり心不全と同じです。

血液の渋滞について詳しくは、こちらを参考にしてみてください。

 

ですから、弁膜症においては、その該当する弁の下流で血液の渋滞により起こる心不全の症状が出現します。

 

例えば、、、、

僧帽弁の機能不全では、その下流にある左心房・肺・右心室・右心房・全身が血液の渋滞でパンパンになります。

ですから、肺は血液でいっぱいですから水浸しになり、息苦しくなります。全身はむくんできます。

三尖弁の機能不全では、その下流にある右心房・全身が血液の渋滞でパンパンいなります。

ですから、全身はむくみます。

肺自体は水浸しにはなりません。

ですから、そこまで息苦しさはでませんが、全身がむくむので、肺の周りも水が溜まり(胸水といいます)、これにより息苦しさは出ます。

 

このように、弁膜症の症状とは主に息苦しさやむくみなど心不全症状となります。

 

そして、これとは別に気をつけなくてはならないのが、大動脈弁狭窄症です。

これは、心臓から全身に向かって血液が拍出される、いわゆる『心臓の出口』です。

この心臓の出口が狭窄してピンホールみたいになると、全身に勢いよく血液が出て行かず、結果、脳などの重要な臓器に血液が届かず、突然死を来す可能性があります。

大動脈弁の機能不全は、重症となるまで症状が出ないことも多く、注意が必要なのです。

 

真面目な話が続きます。

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