いちかわクリニック

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ビジネスでもエコノミーでも起こりますよ。

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ビジネスでもエコノミーでも起こりますよ。

こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


エコノミークラス症候群

東日本大震災発生後、ニュースで報道されていました。

自宅が被害にあい、車中泊の毎日。

これにより多くの方がこの病気に見舞われました。

悲しいことでした。

 

なぜこれは起こるのでしょうか?

 

エコノミークラス症候群は、深部静脈血栓症およびそれに引き続いて起こる肺塞栓という病気のことです。

深部静脈血栓症とは、主に足の深部の静脈になんらかの原因により血の塊である血栓が形成される病気です。

そして、この血栓が剥がれて血流に乗り心臓に到達し、その後肺の血管に詰まると肺塞栓と言います。

旅行者が飛行機搭乗にて起こすことも多く、『エコノミークラス症候群』とも言われ、現在ではこちらの名称の方が聞き慣れたものとなっています。

 

原因には何があるのでしょう?

 

血栓ができる原因としては、様々なものがあります。

まず、血液そのものが固まりやすい病気を持っている方は、誘因なく血栓ができてしまうこともあります。

また、経口避妊薬などの薬によっても血栓ができることがあります。

喫煙脱水もそのリスクなります。

そして、そのほかには、主に血流のうっ滞が起こるため血液が凝固する場合が多いです。

例えば、手術後にベッド上での安静が続くときや、脳卒中などで寝たきりとなるなど、このような長期の臥床により足の筋肉によるポンプ作用によって本来流れているはずの血流が滞るため血栓ができやすくなります。

エコノミークラス症候群も同様の機序です。

中には、長時間のバス旅行でこの病気になられる方もいます。

飛行機や長距離バスに乗る場合は、トイレを心配し水分を控えることが多く、体内の水分量も低下し血液がさらに固まりやすくなると言われており、飛行機では、さらに機内の低い湿度と低い気圧も関係するとされています。

また、例えば腹部臓器の腫瘍などによる静脈の圧迫で血流が止められてしまい、その結果として血流うっ滞から血栓を形成するということもあります。

 

このようにエコノミークラス症候群の原因を考えると、その予防法が少しわかりますね。

 

次回は、『ではどのような症状が出るのか?』と『行うべき検査とは何か?』です。

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