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第571回:血管年齢だけに一喜一憂してはいけない

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第571回:血管年齢だけに一喜一憂してはいけない

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


当院でも血管年齢をしばしば計測しています。

実際に手足の血圧を同時に測定して数分で血管年齢として表示されます。

 

皆さんにわかりやすいように「あなたの血管年齢は〇〇歳」と表示されますから、皆さん一喜一憂です。

確かにわかりやすく、一喜一憂する気持ちもわかります。

 

でも、それだけに注目しては将来のリスクを見落とすということがあるのです。

 

そもそも、手足の血圧を測定する医療機器は、通称『ABI』と呼ばれます。

これにより手足の血圧を同時測定します。

もし手足に行く血流が動脈硬化で悪いとその手足の血圧は他の部分と比べて低下します。

その結果、本来の目的としては手足(特に足)の動脈硬化、血管のつまりを発見することができるのです。

 

そこから血管の硬さ、つまり血管年齢をはじき出します。

でも、それに一喜一憂せずにその結果をもっと深読みする必要があるのです。

これにより将来のリスクを今のうちから知ることができます。

 

「将来のリスクを見落とす」とはどういうことでしょう?

明日はそのことを詳しくお話ししていきましょう。

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