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第1637回:院長ブログ:心臓弁膜症とは? ~心臓の「弁」の異常で起こる病気をわかりやすく解説~

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第1637回:院長ブログ:心臓弁膜症とは? ~心臓の「弁」の異常で起こる病気をわかりやすく解説~

この記事でわかること

✅ 心臓弁膜症とは何か

✅ 代表的な症状

✅ 主な原因

✅ 検査・治療法


心臓弁膜症とは?

心臓には、血液が逆流しないように働く**4つの「弁」**があります。

この弁が、

  • 開きにくくなる(狭窄症)
  • 閉じにくくなる(閉鎖不全症)

ことで、心臓に余分な負担がかかる病気を心臓弁膜症といいます。

初期には症状がほとんどないこともありますが、進行すると心不全などにつながることがあります。

 

 

 

 

 

 

【図1:心臓弁膜症が起こる仕組み】


主な症状

弁膜症では、次のような症状がみられることがあります。

  • 階段や坂道での息切れ
  • 動悸
  • 胸の痛み・圧迫感
  • 疲れやすい
  • めまい・失神
  • 足のむくみ

ただし、軽いうちは無症状のことも少なくありません。

健康診断や診察で心雑音を指摘され、検査で見つかるケースも多くあります。


主な原因

弁膜症の原因には、

  • 加齢による弁の変性
  • 先天性の弁の異常
  • リウマチ熱の後遺症
  • 感染性心内膜炎
  • 心筋梗塞などによる心臓の変化

などがあります。

現在の日本では、加齢による変性が最も多い原因です。

 

 

 

 

 

 

【図2:心臓弁膜症の主な種類と原因】


病院ではどんな検査をするの?

弁膜症が疑われる場合には、

  • 聴診(心雑音の確認)
  • 心電図
  • 胸部レントゲン
  • 心エコー検査

などを行います。

特に心エコー検査は、弁の動きや重症度を評価するために最も重要な検査です。

必要に応じてCT検査などを追加することもあります。


治療は?

治療は、弁膜症の種類や重症度、症状の有無によって異なります。

  • 定期的な経過観察
  • 薬物療法
  • カテーテル治療(適応がある場合)
  • 手術による弁の修復・置換

などが選択されます。

近年では、高齢の方でもカテーテルによる治療が選択できる場合があります。


日常生活で気をつけたいこと

弁膜症と診断された方は、

  • 定期的に受診する
  • 血圧を適切に管理する
  • 息切れやむくみなど症状の変化に注意する
  • 処方薬を自己判断で中止しない

ことが大切です。


当院の考え方

心臓弁膜症は、症状が軽いうちに発見できれば、適切な時期に治療を行うことで重症化を防げる可能性があります。

当院では、診察や心エコー検査などを通して病状を評価し、必要に応じて専門医療機関と連携しながら最適な治療をご提案しています。


まとめ

✅ 心臓弁膜症は弁が開きにくくなったり閉じにくくなったりする病気

✅ 息切れ・動悸・胸痛・むくみなどの原因になる

✅ 心エコー検査が診断に重要

✅ 症状や重症度に応じて経過観察・薬物療法・カテーテル治療・手術を選択する


当院からのメッセージ

「年齢のせい」と思っていた息切れや疲れやすさが、心臓弁膜症によるものだったということもあります。

健康診断で心雑音を指摘された方や、気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。


院長のワンポイントアドバイス

心雑音があるからといって、必ずしも重い弁膜症とは限りません。

一方で、自覚症状がなくても治療が必要な弁膜症が見つかることもありますので、心雑音を指摘された場合は一度詳しい検査を受けることをおすすめします。


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