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第1513回:院長ブログ:糖尿病を放置するとどうなる?本当に怖いのは「高血糖」ではなく「合併症」です

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第1513回:院長ブログ:糖尿病を放置するとどうなる?本当に怖いのは「高血糖」ではなく「合併症」です

糖尿病を放置するとどうなる?

~本当に怖いのは「高血糖」ではなく「合併症」です~

「血糖値が少し高いと言われたけれど、特に症状もないから大丈夫。」

診察室でも、このようなお話を伺うことがあります。

しかし、糖尿病で本当に注意しなければならないのは、血糖値そのものではなく、高血糖が長期間続くことで起こる合併症です。

糖尿病は、痛みや発熱などの症状がほとんどないまま進行します。そのため、「気づいたときには合併症が始まっていた」というケースも少なくありません。


高血糖は血管を少しずつ傷つけます

血液中の糖が多い状態が続くと、全身の血管に少しずつ負担がかかります。

特に細い血管はダメージを受けやすく、

  • 腎臓
  • 神経

に影響が現れやすくなります。

一方で、太い血管にも動脈硬化が進みやすくなり、

  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞

などの重大な病気につながることがあります。

 

 

 

 

 

 

【図1:高血糖が血管を傷つける仕組み】


糖尿病の三大合併症

糖尿病では、特に次の3つの合併症がよく知られています。

糖尿病網膜症

目の網膜の血管が傷つき、視力低下や失明の原因となることがあります。

糖尿病腎症

腎臓の働きが低下し、進行すると人工透析が必要になることもあります。

糖尿病神経障害

足のしびれや感覚の低下、痛みなどが起こりやすくなります。

これらは、早期から血糖値を適切に管理することでリスクを減らせることが分かっています。


糖尿病は全身の病気です

糖尿病は「血糖値が高いだけの病気」ではありません。

高血糖は全身の血管に影響を与えるため、心臓や脳、腎臓、目など、さまざまな臓器に影響を及ぼします。

だからこそ、症状がないうちから治療や生活習慣の改善を始めることが重要です

 

 

 

 

 

 

【図2:糖尿病が影響する臓器】


今なら防げることがたくさんあります

糖尿病と診断されても、悲観する必要はありません。

現在は、食事や運動療法に加え、さまざまな治療薬があり、血糖値を良好に保つことで合併症のリスクを大きく減らせることが分かっています。

大切なのは、「もっと悪くなってから」ではなく、「今」行動することです。


ポイントまとめ

✅ 糖尿病で本当に怖いのは、長期間の高血糖による合併症です。

✅ 目・腎臓・神経だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まります。

✅ 初期には症状がほとんどありません。

✅ 早期発見・早期治療によって、多くの合併症は予防が期待できます。


当院からのメッセージ

健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された方は、「まだ症状がないから」と放置せず、一度ご相談ください。

現在の状態を確認し、お一人おひとりに合った生活習慣の改善方法や、必要に応じた治療について丁寧にご説明いたします。

糖尿病は、早く見つけて早く対策することが、将来の健康につながる病気です。


院長からひとこと

糖尿病は、「怖い病気」ではありません。

正しく向き合い、適切に治療を続ければ、多くの方がこれまで通りの生活を送ることができます。

一方で、「何も症状がないから大丈夫」と放置してしまうことが、最も避けたいことです。

健康診断の結果をきっかけに、ご自身の健康について考えてみませんか。


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