第1651回:院長ブログ:ペースメーカーとは?どんな人に必要? ~脈が遅くなる不整脈(徐脈)の治療をわかりやすく解説~
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✅ ペースメーカーとは
✅ どんな病気で必要になるのか
✅ 手術の流れ
✅ 日常生活で気を付けること
ペースメーカーは、脈が遅くなりすぎたときに電気刺激を送り、心臓を適切な速さで拍動させる医療機器です。
胸の皮膚の下に本体を植え込み、細いリード(電線)を心臓まで通して心拍をコントロールします。
心臓を「動かす機械」ではなく、必要なときだけ電気刺激を送り、自然な心拍をサポートする装置です。

【図1:ペースメーカーの仕組み】
ペースメーカーが必要になる代表的な病気は、
などです。
特に、
などの症状がある場合には、植え込みを検討します。
通常は局所麻酔で行われます。
一般的な流れは、
という手順です。
手術時間は約1〜2時間が目安で、多くの方は数日程度で退院します。

【図2:ペースメーカー植え込み手術の流れ】
多くの方は、回復後に普段どおりの生活ができます。
ただし、
ことが大切です。
近年のペースメーカーは、家電やスマートフォンなどの影響を受けにくくなっていますが、スマートフォンは植え込み部位から15cm以上離して使用することが推奨されています。
以前はMRI検査が難しいケースもありましたが、現在はMRI対応ペースメーカーが広く普及しています。
ただし、MRI撮影前には必ず医療スタッフへペースメーカーを植え込んでいることを伝えましょう。
ペースメーカーの電池寿命は一般的に約8〜15年です。
電池だけを交換するのではなく、本体を交換する手術を行います。
定期検査で電池残量を確認するため、急に止まることは通常ありません。
ペースメーカーは「生活の質」と「安全性」を大きく改善できる治療です。
当院では、症状や心電図、ホルター心電図などをもとに必要性を判断し、植え込みが必要な場合には専門施設と連携して治療を行っています。
✅ ペースメーカーは徐脈を治療する医療機器
✅ 洞不全症候群や房室ブロックで使用される
✅ 手術は比較的負担が少ない
✅ 植え込み後も定期的な点検が大切
「脈が遅い」「失神したことがある」「めまいを繰り返す」という方は、徐脈性不整脈が原因かもしれません。
症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。
ペースメーカーは、心臓を止まらないように支える治療ではなく、「必要なときだけ心拍を補助する装置」です。
植え込み後も定期的な点検を受けることで、安全に長期間使用できます。
~突然の心停止から命を救うAEDの役割、使い方、よくある疑問についてわかりやすく解説します。