第1655回:院長ブログ:冠動脈CTとは? ~心臓の血管を調べる最新検査。狭心症・心筋梗塞の診断に役立ちます~
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✅ 冠動脈CTとは
✅ どんな病気がわかるのか
✅ 検査の流れ
✅ 心臓カテーテル検査との違い
冠動脈CTとは、造影剤を使用して心臓の血管(冠動脈)を立体的に撮影するCT検査です。
冠動脈に狭い部分(狭窄)や詰まりがないかを調べることができ、狭心症や心筋梗塞が疑われる場合の重要な検査です。
近年はCT装置の性能向上により、短時間で高精細な画像を撮影できるようになりました。

【図1:冠動脈CTで心臓の血管を見る仕組み】
冠動脈CTでは、
などを評価できます。
また、「胸の痛みは心臓が原因なのか」を判断する際にも役立つ検査です。
検査は通常15~30分程度で終了します。
一般的な流れは、
① 心拍数を整える薬を使用する場合がある
② 腕の静脈から造影剤を注入する
③ 息止めをしながらCT撮影を行う
④ 撮影後はしばらく安静にする
という手順です。
実際の撮影時間は数秒程度です。

【図2:冠動脈CT検査の流れ】
冠動脈CTではヨード造影剤を使用します。
多くの方は問題なく受けられますが、
などがある場合には注意が必要です。
検査前には必ず医師へお知らせください。
CT検査では少量の放射線を使用します。
近年のCT装置では被ばく量が大きく減少しており、必要性が被ばくのリスクを上回ると判断される場合に実施されます。
必要以上に心配する必要はありません。
冠動脈CTは体への負担が少ない検査ですが、診断が目的です。
一方、心臓カテーテル検査は冠動脈を直接観察できる検査であり、必要に応じてそのままステント治療(PCI)まで行えるという大きな違いがあります。
CTで異常が疑われた場合には、心臓カテーテル検査を追加することがあります。
冠動脈CTは、狭心症や心筋梗塞を疑う患者さんにとって非常に有用な検査です。
当院では症状や心電図、血液検査などを総合的に判断し、必要な方には冠動脈CTが可能な医療機関をご紹介しています。
✅ 冠動脈CTは心臓の血管を立体的に調べる検査
✅ 狭心症や心筋梗塞の診断に役立つ
✅ 検査時間は短く、体への負担が比較的少ない
✅ 必要に応じて心臓カテーテル検査へ進むことがある
「胸が締め付けられる」「歩くと胸が苦しい」といった症状がある方は、冠動脈の病気が隠れている可能性があります。
気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。
冠動脈CTは「心臓の血管を見える化」できる検査です。
胸痛があっても、すべての方に心臓カテーテル検査が必要になるわけではありません。まずは冠動脈CTで評価することで、負担を抑えながら適切な診断につなげられる場合があります。
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