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第218回:γ-GTPって検診でよく引っかかりますよね。

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第218回:γ-GTPって検診でよく引っかかりますよね。

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


検診結果のご相談に来られる方は多いです。

その中でも、糖尿やコレステロール、血圧の相談と同様に多いのが、、、、

γ-GTPが高い』というものです。

 

というわけで本日は、最近の血糖の話題につかれた方に、検診でよく引っかかる「γ-GTP」についてです。

 

γ-GTPとは、グルオンと呼ばれる解毒に関与してい る物質を作るのに重要な役割を果たしている酵素です。

血液中に存在するγ-GTPのほとんどは肝臓由来のため、血液中のγ-GTPは主に肝臓・胆道の障害を反映します。

ですから、γ-GTPは、肝臓が障害を受けることによって、肝臓の中のγ-GTPが血液中に流れ出てしまう場合と、アルコールなどによって肝臓の中の酵素量が増えて、結果として血液中に高く出てしまう場合に異常値を示します。

γ-GTPといえば「」ですね。

でも、アルコールや病気以外にも、内服している薬によっても高い値を示すことがありますので注意が必要です。

 

お酒に心当たりのある方、、、、

飲酒によってγ-GTPは高値となりますが、これはアルコールにより肝臓でγ-GTPが多く生産されるためです。

禁酒することにより、値は下がり、個人差はありますが2 週間禁酒すると、γ-GTPの値は1/2程度低下します。

検診前の禁酒は2週間前からということになりますね(普段より節制しての検診ではあまり検診の意味がない気もしますが)。

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