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第301回:心筋炎と言われたら、、、

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第301回:心筋炎と言われたら、、、

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


というわけで、最近心筋炎が続いていましたが、

最後に治療のことぐらい話さないとと思い。。。。

 

心筋炎の治療はどうするのしょう?

 

基本的には炎症は1−2週間で治ると言われています。

ですから、この間に起こりうる心不全や不整脈などに対する対応を行いつつ心臓の回復を待つわけです。

もちろん入院して治療となります。

 

ただし、、、、

まれではありますが、短期間に急激な進行をする心筋炎があります。

劇症型心筋炎と呼ばれており、ひどい炎症によりほぼ心臓の機能はストップしてしまいます。

このため、回復するまで機能していない心臓の代わりとして心肺補助装置を装着し回復までの橋渡しを試みます。

しかし、この状態は非常に危険であり、未だに救命率は50%程度と言われております。

 

また、回復後も定期的な心エコー等の検査を行いつつ、必要があれば心臓を保護する薬物などの内服が必要になりることがあります。

 

とにかく、風邪は万病のもとです。

気をつけましょうね。

 

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