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第1511回:院長ブログ:HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは?

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第1511回:院長ブログ:HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは?

HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは?

~健康診断でよく見る数字、本当の意味をご存じですか?~

前回は、「健康診断で血糖値が高いと言われた方へ」というテーマでお話ししました。

今回は、健康診断の結果でよく目にする**「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」**についてご説明します。

診察室でも、

「HbA1cって血糖値と何が違うんですか?」

「6.1%と言われたけれど、大丈夫ですか?」

というご質問をよくいただきます。

HbA1cは、糖尿病を早期に発見するために非常に重要な検査す。

その意味を知ることで、健康診断の結果がもっと分かりやすくなります。


HbA1cとは?

HbA1cは、過去1~2か月ほどの平均的な血糖の状態を表す数値です。

一方で、血糖値は採血したその瞬間の血糖の状態を示しています。

例えば、前日に食べ過ぎたり、朝食を抜いたりすると、その日の血糖値は変化します。

しかしHbA1cは、そのような一時的な変化に左右されにくく、普段の血糖コントロールの状態を知ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

【図1:血糖値とHbA1cの違い】


HbA1cは何%なら注意?

健康診断では、一般的に次のような目安で考えられます。

  • 5.5%以下:良好
  • 5.6~6.4%:生活習慣の見直しが大切
  • 6.5%以上:糖尿病が疑われるため、詳しい検査が必要になることがあります

ただし、HbA1cだけで糖尿病と診断するわけではありません。

血糖値や症状、これまでの経過などを総合的に判断して診断します。


HbA1cが少し高いだけでも受診した方がいい?

答えは**「はい」です。**

HbA1cが少し高い段階は、生活習慣を改善する絶好のタイミングです。

食事や運動、体重管理を見直すことで、糖尿病への進行を防げる可能性があります。

「薬が必要なほどではないから」と放置してしまうのは、とてももったいないことです。

 

 

 

 

 

 

【図2:HbA1cが高かったらどうする?】


症状がなくても安心ではありません

HbA1cが高くても、

  • 元気に仕事ができる
  • 食欲もある
  • 特に体調は悪くない

という方がほとんどです。

しかし、その間にも血管への負担は少しずつ積み重なっています。

糖尿病は「症状が出てから治療する病気」ではなく、「症状が出る前に見つけて予防する病気」です。

健康診断でHbA1cを指摘されたら、一度医療機関で相談することをおすすめします。


ポイントまとめ

✅ HbA1cは「過去1~2か月ほどの平均的な血糖の状態」を表します。

✅ 血糖値とは役割が異なる検査です。

✅ 少し高い段階で生活習慣を見直すことが大切です。

✅ 症状がなくても放置しないようにしましょう。


当院からのメッセージ

HbA1cは、将来の健康を守るための大切な指標です。

「まだ大丈夫」と思っていた方が、早めに生活習慣を見直すことで、糖尿病を予防できるケースも少なくありません。

健康診断の結果について気になることがありましたら、お気軽にちかわクリニックへご相談ください。


院長からひとこと

HbA1cは、「ここ数か月の生活習慣」を映し出す鏡のような数字です。

検査結果に一喜一憂する必要はありません。

大切なのは、その結果をきっかけに、これからの健康づくりにつなげることです。

私たちは、そのお手伝いをしたいと考えています。


次回予告

糖尿病の初期症状とは?

「糖尿病になると喉が渇く」と聞いたことはありませんか?

実は、初期の糖尿病はほとんど症状がありません。

次回は、「糖尿病はなぜ気づきにくいのか」「どんなサインに注意すればよいのか」をわかりやすく解説します。

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