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第1512回:院長ブログ:糖尿病の初期症状とは?実は「症状がない」が一番多い病気です

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第1512回:院長ブログ:糖尿病の初期症状とは?実は「症状がない」が一番多い病気です

糖尿病の初期症状とは?

~実は「症状がない」が一番多い病気です~

「糖尿病になると、のどが渇く。」
「トイレが近くなる。」

このような話を聞いたことがある方は多いと思います。

確かにそのような症状が現れることはあります。

しかし実際には、糖尿病の初期は何も症状がない方がほとんどです

だからこそ、健康診断で初めて見つかる方が少なくありません。


症状が出るころには進行していることも

糖尿病は血糖値がゆっくり上昇する病気です。

そのため体は少しずつ高い血糖値に慣れてしまい、自覚症状が出にくくなります。

「元気だから大丈夫」

と思っていても、血管への負担は少しずつ蓄積しています。

 

 

 

 

 

 

【図1:糖尿病は静かに進行します】


こんな症状があれば要注意

糖尿病が進行すると、

  • のどがよく渇く
  • 水分をたくさん飲む
  • 尿の回数が増える
  • 体重が急に減る
  • 疲れやすい
  • 傷が治りにくい
  • 足がしびれる

などの症状が現れることがあります。

ただし、これらの症状が出てから受診する方よりも、健康診断で異常を指摘されて受診される方の方が多いのが実際です。


健康診断は「症状がない病気」を見つけるためのもの

健康診断の役割は、「体調が悪い人」を調べることではありません。

症状が出る前の病気を見つけることです。

糖尿病もその代表的な病気です。

「症状がないから受診しなくても大丈夫」ではなく、

「症状がない今だからこそ確認する」

ことが大切です。

 

 

 

 

 

 

【図2:健康診断から早期発見までの流れ】


早く見つけることが何より大切です

糖尿病は、早い段階で見つかれば、

  • 食生活の改善
  • 適度な運動
  • 体重管理

などによって改善が期待できることがあります。

必要な方には適切な治療を開始することで、将来の心筋梗塞や脳梗塞、腎臓病などのリスクを減らすことにもつながります。


ポイントまとめ

✅ 糖尿病の初期は症状がないことがほとんどです。

✅ のどの渇きや頻尿は進行してから現れることがあります。

✅ 健康診断は早期発見のためにとても大切です。

✅ 「症状がないから大丈夫」と自己判断しないようにしましょう。


当院からのメッセージ

健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘された方は、そのままにせず、一度ご相談ください。

現在の状態を丁寧に確認し、生活習慣の改善でよいのか、追加検査や治療が必要なのかを分かりやすくご説明します。

「まだ大丈夫かな?」と思う段階で受診することが、将来の健康につながります。


院長からひとこと

診察室では、

「何も症状がないので受診しなくてもいいと思っていました。」

という言葉をよく耳にします。

糖尿病は、まさにその”症状がない時期”に見つけることが最も大切な病気です。

健康診断を受けたら、結果を未来の健康づくりに役立てていただければと思います。


次回予告

糖尿病を放置するとどうなる?

~合併症は突然起こるわけではありません~

糖尿病で本当に怖いのは、血糖値そのものではなく、長年かけて進行する合併症です。

次回は、腎臓・目・神経だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞との関係についても分かりやすく解説します。

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